お店を始めることになった経緯を簡単にお話しします。
yume-paもyume-maも元々保育士をしておりました。
同じ県北地域ですが、違う保育園です。
yume-maは4年間保育士をした後、出産を機に退職し、
僕もこの3月でまる5年間働かせていただきました。
保育士の仕事はとてもやりがいがあり、
子どもと生活を共にしていくと、多くのドラマがあり、とても楽しく仕事をすることができました。
最初は、生涯この仕事を全うすることを考えていたのですが、
働くうちに、自分の専門性を高めていきたい(いいかえれば、好きなことをつきつめていきたい)
という思いも次第に同時に強くなり、
その部分で、葛藤が生まれてきました。
わが子に与えるおもちゃを選んだり、
保育園で子どもたちに必要な環境構成を考え、絵画や造形の指導で悩むうちに、
子どもに与えるおもちゃのこと、子どもの美術・造形指導のことをもっと深く知りたい
と思うようになりました。
そこで、昨年夏、
かねてから参加したいと思っていた
おもちゃデザイナーで全国に造形教室(わくわく創造アトリエ)を持つ、
童具館館長の和久洋三氏の夏季集中講座を受けにいくことにしました。
和久さんは子どもたちの創造力をのばすことをとても大切にして、
アトリエ活動をされてきた方。
その活動の特色は素材をふんだんに使って、
のびのびと自分を表現させるところにあります。
そして、おもちゃデザイナーでもある和久さんのおもちゃの魅力は(和久さんは「童具(どうぐ)」と名づけている)
なんといってもあの積み木☆
別に変った形をしてるわけではなく、ただの立方体・直方体が中心なのですが、
大量の積み木を使うととにかく、すごい世界が出来上がる☆
子どもたちも無我夢中で遊び出します。
そして、積み木を含め、他のいろいろな童具はすべてつながるようになっている。
実はこれはとっても大事なこと。
子どもは遊びだすと、あれもこれもと一緒に使いたがります。
みんな仲間にしたがるのです。
大きさや長さがまちまちであると、なかなか一緒に遊びにくいのですが、
和久さんのおもちゃは基尺が統一されているので、とにかく全部一緒に遊べます。
いろいろな物を加えていっても、どんどんつながるということは、
遊びの可能性は無限大☆

和久さんのおもちゃの魅力を語りだすときりがないで、この辺で話を戻します。
興味がある方はどうぞ童具館HPを御覧下さい。
童具館 http://www.dougukan.com/
とにかく、和久さんの講座を受け、その魅力を実感し、いろいろな方々との出会いを通して、
より一層、子どもたちが夢中で遊び、自分をのびのびと表現できる、
そんな造形教室がしたくなってきました。
すぐにではできずとも、いずれという思いで。
全国にある和久さんの教室(わくわく創造アトリエ)は保育園でしていたり、
絵本やおもちゃのお店に併設しているところが多くあります。
そういう所のほうが、いろいろな面でメリットが多いようです。
「園内かぁ、うちは公立だしなぁ…。
クラスを担任をしながら、自腹で積み木を少しずつ揃えていくっていう手もあるけど。
中途半端にしてもしょうがないしなぁ…」
保育園ではあきらめざるをえませんでした。
「絵本とおもちゃのお店かぁ…
そういえば近所にちょくちょく買い物行ってるお店があるよな。
でも、12月末で閉店するっていってたし、
どうなんだろう。
まぁ、とりあえず、話だけでも聞いてもらいに行ってみようか」
ということで、2007年末
津山市にある1つある、子どもの本とヨーロッパのおもちゃのお店に
話をしにいったのでした。
簡単に経緯をお伝えしたかったのですが、
正確に伝えようとすると、どうしても話が長くなってきてしまいました。
後篇へと続きます。
yume-pa